裂肛に対する手術
裂肛には保存的治療(手術をしない治療)が原則ですが、
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肛門狭窄
・痔瘻を合併
・保存的治療で治らず慢性裂肛になったもの
・肛門ポリープや皮膚の腫れを合併
した時には手術が必要になります。
主な手術方法
内括約筋切開 |
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緊張の強い肛門括約筋の一部を切開して緊張を和らげる手術。1〜3日の短期入院で手術可能
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裂肛切除術
慢性の肛門潰瘍や痔瘻を合併した裂肛などに行う。
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皮膚弁移動術
肛門狭窄を来した症例に用いる。1週間〜10日間の入院が必要。 |
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保存的治療で治癒した後や、手術療法で根治した後でも、裂肛が再発することがあります(20%位)。
便秘や下痢に十分注意して、再発予防に努めましょう。