内痔核について
痔の中でも最も多くみられるのが、この内痔核、いわゆる
いぼ痔です。内痔核の本体は直腸下部および肛門の静脈嚢のうっ血です。さらに痔の支持組織が弱くなって脱出しやすくなります。症状は、
痛み、出血、痔核の脱出がありますが、個々の例によって様々です。
- 内痔核の程度
- 痔の好発部位
内痔核は、 3時、7時、11時の方向にできやすい
内痔核の治療法
・軟膏や座薬による治療
・内痔核結紮切除法(もっともな基本的な根治的手術法)
・輪ゴム結紮法
・ジオン注硬化療法
・レーザ療法
・凍結療法
などが代表的なものです。
当院では、主に
結紮切除法、輪ゴム結紮法、ジオン硬化療法を行っています。
内痔核の手術
- 結紮切除術(痔の根本手術)について
最も一般的に行われている内痔核の手術法です。内痔核を切除して、脱出しにくい様に奥へ釣りあげます。内痔核の程度によって1〜3か所の痔核を切除します。
- 前田病院の手術の特徴
- 輪ゴム結紮療法やジオン硬化療法、超音波メスを応用することによってできるだけ術後の痛みを少なくする工夫をしている。
- 切除しすぎないので、術後の痛みを軽減でき、また術後の肛門狭窄(お尻が狭くなる)を予防することができます。(もちろん内痔核の根治手術です)
- 肛門括約筋の緊張が強い人には、括約筋の緊張を和らげるような、追加処置や軟膏を用いている。
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