痔瘻の治療法の原則は手術です。 痔瘻の原因となっている肛門内の原発口(入り口)と瘻管(膿の通り道)と出口(二次口)を含めて切除します。 瘻管は括約筋を貫いているので、大きく切除しすぎると括約筋を損傷しますが、小さく切除しすぎると不十分な切除となり痔瘻が再発します。 解剖や痔瘻の型を十分理解して、過不足のない、再発の少ない手術が必要です。そのために十分な知識や経験が求められます。 痔瘻の型、瘻管の走行、括約筋との関係を見極めながら、1例1例に対して注意深く手術します。痔瘻の手術は千差万別です。
原則は、
・痔瘻の入り口を確実に処理して再発しない手術をすること
・括約筋を損傷しないこと
・術後の痛みの少ない術式 です。
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